コロナ明けの夏祭り 生悦住副会長

理事が持ち回りで近況報告や最近の思いを綴ります。
第2回目は生悦住副会長より寄稿いただきました。お楽しみください。

2021年の夏に原稿依頼があり、住吉大社の夏祭り模様をレポートしたことがありました。
2021年は天神祭りの船渡御をはじめあらゆるお祭り行事が中止されるなか、オリンピック中継だけがにぎやかで夏の気怠さをひとしお感じる、いわば諦観とともに過ぎていった夏だったのです。
住吉大社は自宅近く大阪市の南にあり、毎年7月30日から8月1日にかけて敷地いっぱいに屋台が出て大勢の人出で賑いますが、その年屋台は皆無で人出もなく寂しいほどのどかでした。祭りは人が集い創られているんだなと感じました。
人気のない境内を抜けてお参りをしていると第一神殿の前で神主さんや巫女さんたちが執り行っている神事に遭遇しました。普段は見過ごしてきた、粛々と執り行われる祭り本来の形を偶然に垣間見ることができたのは、新しい気付きとして得難い体験となりました。
2023年の祭りは4年ぶりに屋台が解禁となり、盛り上がることでしょう、2021年当時、香具師の皆さんの生活を危惧し、屋台再開時には遺失利益回収のため屋台価格のインフレが起こることを予測しましたがいかが相成るでしょうか。人が集い、商売が繁盛してこその商売の町大阪、経済をまわすためにも香具師の皆様にはがんばっていただきたいと思っております。

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