タップダンスと私 海老塚幹事

役員が持ち回りで近況報告や最近の思いを綴ります。
第4回目は海老塚幹事より寄稿いただきました。お楽しみください。

タップダンスが趣味でもう20年以上踊っています。きっかけは子供の頃にテレビで見た昔のミュージカル映画です。『雨に歌えば』『錨を上げて』などのダンスシーンが忘れられず、大人になってから教室を探して通い始めました。

普段は週1回のレッスンに通って練習をしていますが、定期的にスクールの発表会があります。またダンスフェスティバル、チャリティ公演、商店街のイベントなどで踊ることもあります。そういった公演の際には、同じスクールの他の教室の生徒たちとグループを組んで参加することがあります。知らない者同士でチームを組むのですから、最初は遠慮や緊張がありなかなか息が合いません。練習を重ねるうちに、お互いの癖やタイミングが分かるようになると、チームの一体感が生まれステップが揃ってきます。またお互いに助け合い、意見をぶつけ合うことを通して、深い信頼関係が生まれます。メンバーには小中学生が入ることもありますが、いったん稽古が始まると年は関係ありません。むしろ子供たちの方が覚えがよく、大人が叱られたり教えられたりしています。そしてついに公演当日を迎え、無事成功した時には、大人も子供も抱き合ってお互いを称え、労い、感謝して涙を流すのです。

時には半年以上もかけて一つの作品を作り上げるチャレンジ、そして完成した時の達成感と誇らしさ。これもある意味「ものづくり」です。普段まったく接点がない、年齢もバックグラウンドも違う人たちが「ものづくり」を通じて絆を深めていく感動があります。

これはものづくりソフィア会にも通じるものがあると思います。業界も年齢もバックグラウンドも様々な会員たちが、「ものづくり」というキーワードでつながり、お互いに刺激を与え切磋琢磨して絆を深めていく。私はもっぱら刺激を受け学ばせて頂くばかりですが、このような会に関わることが出来て非常にうれしく思っています。

 

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