会員紹介 平井裕様

会員の外園毅様よりご寄稿いただきましたので紹介いたします。

 

 

ものづくりと人育て

平井 裕

ダイナミック コー・クリエーション(代表)

ジュイタン大学/ダナン・ベトナム(顧問)

 

15回大会に初めて参加させていただきました、電気電子卒の平井です。キヤノンで30年、主にR&D本部でゼロから新規事業を目指すものづくりの仕事をし、アメリカの子会社で経営を学び、新規医療機器開発でプロトタイムを持って世界を回り営業をしました。その後フリーで海外の技術導入と事業開発支援の仕事やる中、学生の時に縁が出来たベトナムで、ある私立大学内でものづくりプロジェクトをやる提案の結果、その大学の教育改革の支援をする事になりました。2つの大学に関わり、今ベトナムの若者を日本で勉強させる支援をやっています。

目覚ましい発展を遂げつるあるベトナムですが、底辺はまだ貧しい、また学歴社会でもあり、大学は人生の起点になっていますが、卒業しても仕事が無い、大学に入る目的もはっきりしない若者も多いです。アニメ・マンガへの興味・関心から、日本語/文化を学んで日本に行こうという若者にチャンスを与える一方で、日本の若者にも外国で学ぶ・働くチャンスを作ることが重要です。外国で仕事をすればするほど、自国の良い所・悪い所も見えてきて、社会を改革しようとう意欲がでてきます。日本で仕事をしているベトナム人は50万人、そして観光客も今50万人を越えようとしています。周りに外国人が居ても無関心な日本人も多い。若者が留学で、また仕事で海外に出ることを望まないと久しく言われています。日本はベトナムの最高の友好国ですが、数ではマイノリティです。日本は住みやすい安全な国、自然の豊かな国だから外国人の来日も多い。日本の若者は海外で経験する事の大きな価値を認識出来ていません。日本社会がもう少し柔軟性を持つことで、若い人に多様な経験、多文化を知る機会を与えることで視野を広く持ち、日本の将来をより豊かな社会にしようとする人材育成の一歩になると思います。2017年からホーチミンで、インクジェット捺染でアパレルのビジネスをやっています。仕事を作るのが第一の目的でしたが、それ以上に活力ある社会でイノベーティブな活動が出来ると思っているからです。日本とベトナムの大学や企業で若者の交流が進むことを期待しています。

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