会員の野中義史様よりご寄稿いただきましたので紹介いたします。
大学・大学院と工作機械や機械加工等を中心に研究する講座を経て、カメラ・プリンタ・複写機等を扱うメーカに就職した後も、工作機械の面白さから離れられず、ほぼ毎回JIMTOFに足を運んでいます。自分では、車好きがモーターショーに出かけるのと同じ感覚だと思っているのですが、会社の人間に話すと「面白いね」ではなく「変わっているね」と言われる事が多く、その度に「メーカに勤務しているはずなのに、、、」という思いでいました。多様性が強調される今ならば、もう少し受け入れられたのかなと考えています。
数えるほどではありますが、妻には無理を言ってIMTSやEMOにも行かせてもらいました。発想の違い等、気付かされることが多かったものの、その後の自分の仕事に活かすことができず、エンジニア廃業となってしまいました。
定年を身近に感じるようになって、このまま「ものづくり」に対する好奇心が萎えてしまうのか、と己の姿に焦りを感じ、改めて刺激を求めて「ものづくりソフィア会」への参加を続けさせていただきます。
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理・機 88年学卒 90年院卒
野中 義史