【第16回会員大会(5/26)開催報告】
2024年5月26日(日) のオールソフィアンズデーに合わせ、上智大学四谷キャンパスにて第16回ものづくりソフィア会会員大会を開催いたしました。初の試みとして、上智大学学生フォーミュラチームSophia Racingとの共同開催となりました。10号館講堂にて、午前中はSophia Racingの完成車両披露会、午後は通常の会員大会を行いました。現役の学生を含む36名の参加をいただき、基調講演・懇親会・二次会を通して会員間の交流を図りました。
Sophia Racingの完成車両披露会では、担当チームごとに設計コンセプトや製造の過程を発表した後、実際のEV車両が公開されました。よりよい車両を作るために一丸となって創意工夫し困難を乗り越え、その努力が1台の車両に結実した様子に会員一同刺激を受け、発表後は車両に近づいて写真を撮ったりメンバーに質問をしたりする姿が多く見られました。
会員大会の一つ目の基調講演は、佐藤紘史様(2003 経・済)より『土の道をゆく 〜人と地球をつなぐ左官を世界へ〜』というタイトルで、日本の伝統建築技術である漆喰の左官についてご紹介いただきました。実際の道具や壁のサンプルを持参いただき、佐藤様がご担当された現場写真とともに、左官の歴史や技術、それを現代建築に活かした実例をご説明いただきました。普段あまり接することのない業界の話でもあり、大きな関心が寄せられました。
二つ目の基調講演はベステラ株式会社執行役員営業部長 石川達也様(2003 理・物)より『「作った人には壊せない」柔軟な発想と創造性でプラント構造物の解体に特化 〜脱炭素解体でBEST(最高の)TERRA(地球)を実現する〜』というタイトルで、プラント解体の最先端技術をご紹介いただきました。解体に特化している専門集団であるからこそ出来る柔軟な発想で、低コストかつ環境負荷の少ない解体方法を提案されています。逆転の発想で最適解を見出す手法は解体以外でも応用できそうです。
懇親会は場所を紀尾井坂ビル504教室に移し開催いたしました。さらに四谷の居酒屋での二次会でも引き続き会員同士の交流や情報交換が行われ、第16回会員大会は大盛況の内に終了いたしました。ご参加いただいた皆様には誠にありがとうございました。
次回の会員大会は2024年11月16日(土)を予定しております。またお会いできることを楽しみにしております。