会員の外園毅様よりご寄稿いただきましたので紹介いたします。
「銀行員から夢のある会社への転職」
平成4年 法律学科卒業
外園 毅
去る11月19日に開催されました「ものづくりソフィア会」に初参加させていただきました。当日は現在勤める 大和合金株式会社、三芳合金工業株式会社の萩野社長が基調講演を行う日でもあり、絶好の機会でもありました。
私は今年1月末に某都市銀行を自己都合退職して2月より現在の会社で働いており、スーツを脱ぎ工場内ではヘルメットを被る毎日です。31年間勤務した銀行を辞めるという大きな決断でしたが、萩野社長との不思議な縁と銀行では得られない“ものづくり”への興味に強く背中を押され決心しました。実は銀行員時代の20代後半に大和合金を営業で4年間担当し萩野社長と知り合い、同じソフィアで卒年も同じという偶然から、年賀状のやり取りをずっと続けていたのですが、50歳になり管理職として異動した支店で再度担当ラインになるという奇跡的なめぐり合わせに運命を感じたのが転職の一番の理由です。
我が社は埼玉県三芳町にある町工場ですが、アメリカ版Newsweekにも紹介され、他社では真似できない手間のかかる工程で少量多品種の特殊銅合金材料を開発製造し、海外にも輸出しています。売上は100億円に届く所まで伸ばしており、使用される分野は幅広く、航空機・半導体・核融合・海底ケーブル・F1・ロケット等、当社の唯一無二の材料を世界から買い求めに来てくれています。ソフィアという縁が結び付けてくれた、まさに夢のある会社で全く異なる2度目の人生を歩き始めています。やはり、ものづくりは醍醐味がありますね!